ガイド / 血液検査の解説比較

1つの血液検査。
4つの解説。

同じ英語の検査報告書を、ExplainThisDocでQwen、Mistral、OpenAI、Apple Intelligenceに解説させました。録画を見ると、数値、背景情報、用語のまとめ方に違いがあります。

Qwenは脂質の数値を順に説明します。Mistralは短い解釈に報告書の詳細と用語集を添えています。OpenAIはコレステロールと医師に尋ねる質問を先に示し、Apple Intelligenceは短い要約と展開できる要点を提示します。

結果の抜粋を元の速度で再生する、長さ1:19の動画です。待機部分は省略しています。分析時間は下に記載しています。アプリの録画と画像の抜粋は英語です。

比較の出発点

血算と脂質検査

画面の結果では、血算は報告書の基準範囲内とされ、総コレステロールとLDLが取り上げられています。これは録画された分析結果の記述であり、この記事による新たな医学的評価ではありません。

比較するのは、画面に実際に表示される内容です。情報の順序、数値に添えられた説明、医師との相談に挙げられた論点、説明されずに残る専門用語に注目します。

共通する数値

総コレステロール
218 mg/dL
LDLコレステロール
137 mg/dL
HDLコレステロール
61 mg/dL
中性脂肪
109 mg/dL

Qwenは総コレステロール/HDL比の3.6も表示しています。

画面から分かる4つの構成

それぞれの結果が重視すること

ここでの観察は、この録画の結果に限られます。提供元の一般的な順位付けではありません。

01 / Qwen

脂質指標を1つずつ説明する。

Qwenはまず血算を文章で要約します。脂質の項目では、総コレステロール、LDL、HDL、中性脂肪、総コレステロール/HDL比を別々の行に分け、短い説明と目安となる基準値を添えています。

背景を説明する節では、血圧、喫煙、糖尿病、家族歴、体重、薬、過去の結果と解釈を結び付けています。また、LDLの一般的な目安と、個人のリスクに基づく目標値を区別しています。

結果では、脂質の再検査や正式なリスク評価が役立つか相談することを提案しています。LDL、HDL、血算も説明されています。一方、表示された結果では血算の測定値を1つずつ列挙していません。

画面で分かる長所は、個々の数値、背景、次に相談する論点を分けていることです。

録画者が申告した待ち時間:4:43。 時間の測定方法

Qwenの5行の脂質結果:総コレステロール、LDL、HDL、中性脂肪、総コレステロール/HDL比
Qwenは4つの脂質の数値に加え、総コレステロール/HDL比を独立した行で示しています。 タップして拡大。

02 / Mistral

報告書の詳細に添えた簡潔な解説。

Mistralは、血算は正常、コレステロールは軽度上昇という解釈をタイトルから示しています。冒頭には総コレステロール218 mg/dL、LDL 137 mg/dLとあります。表示された結果では、HDLと中性脂肪は数値を独立した行にせず文章で述べられています。

結果の多くは、患者、検査室、検体の詳細を項目として整理したもので、多くの項目にコピーボタンがあります。「Adresse」というラベルはドイツ語のままです。医学的な解釈は短く、LDLの目標値は個人のリスクによると述べています。

医師との相談を促す節の後に、血算、LDL、HDL、正球性、正色素性という5つの用語が続きます。後の2語は、赤血球の大きさとヘモグロビン含量が正常であることを説明しています。

特徴的なのは報告書の詳細と用語集を重視し、解釈を比較的短くまとめている点です。

観察した待ち時間:約2:12。 時間の測定方法

医師との相談を促す段落と5つの用語解説を含むMistralの英語の結果
用語集はLDLやHDLだけでなく、血算の専門用語も説明しています。 タップして拡大。

03 / OpenAI

コレステロールの数値から相談につなげる。

OpenAIはコレステロール関連の4行から始まり、LDLを先頭に置きます。続く節では、LDLの目標値の意味と、複数の結果をどう合わせて読むかを説明します。報告書の識別情報と血算の要約は後に続きます。

解説は、目安となる範囲と個人のLDL目標値を区別しています。また、HDLの結果が良好でも、高いLDLの結果を評価する必要がなくなるわけではないと明記しています。

リスクの背景を、検査を依頼した医師への具体的な質問に変えています。血圧、喫煙、糖尿病、家族歴、薬、過去の結果でLDLの目標値は変わるのか、脂質の再検査は役立つのか、という問いです。

録画された結果では、優先事項と医師に相談するための質問を特に見つけやすくなっています。

観察した待ち時間:約0:50。 時間の測定方法

LDLの目標値と、リスク全体の背景に関する質問を説明するOpenAIの各節
LDL目標値の意味と、複数の所見を合わせて考える際の質問を分けて示しています。 タップして拡大。

04 / Apple Intelligence

コンパクトな構成に、より多くの専門用語。

Apple Intelligenceはアプリのクイック分析モードで動作します。結果は「Short summary」と「Core facts」の2節です。要約は4つの脂質の数値と血算の複数の所見を、情報量の多い1段落にまとめています。

最初の4項目は赤血球、ヘモグロビン、総コレステロール、血液学的所見です。「Show more」を押すと、脂質と品質管理の項目が加わります。赤血球は5.07 T/L、ヘモグロビンは15.2 g/dLで、どちらにも基準範囲が表示されています。

画面の結果には、白血球増多、血小板減少、核左方移動などの用語の説明がありません。独立した用語集、LDL目標値の解説、医師への質問リストも表示されていません。

構成は短く、必要に応じて展開できる一方、要約を理解するには医学用語について、より多くの予備知識が必要です。

観察した待ち時間:約0:21。 時間の測定方法

英語の血液検査報告書から抽出した、Apple Intelligenceの展開できる要点
「Show more」で、要点が4項目から6項目に増えます。 タップして拡大。

この例での待ち時間

分析にはどれくらいかかったか

時間は分:秒で表示しています。Qwenの4:43は録画者から提供された値です。ほかの3つは動画から測定しました。Apple Intelligenceはクイック分析、クラウドの提供元はフル分析を使っており、モードごとに扱う範囲が異なります。

Qwen

4:43録画者の申告 · フル分析

Mistral

2:12約・動画から測定 · フル分析

OpenAI

0:50約・動画から測定 · フル分析

Apple Intelligence

0:21約・動画から測定 · クイック分析
測定方法と限界

Mistral、OpenAI、Apple Intelligenceは、最初に「Analyzing」が表示された時点から、保存後にアーカイブのヘッダーから処理中の表示が消えた時点までを測定しています。表の時刻は上の編集動画ではなく、元の録画上の位置です。

元の録画に基づく時間の記録
提供元開始保存完了所要時間根拠
Qwen——283 秒録画者の申告
Mistral40.1 秒171.8 秒131.7 秒約・動画から測定
OpenAI228 秒278.25 秒50.25 秒約・動画から測定
Apple Intelligence335.25 秒356.5 秒21.25 秒約・動画から測定

「Analyzing」より前のファイル選択、準備、抽出と、保存済みの結果を後から開く時間は除外しています。表示する分秒は丸めています。Qwenは録画開始時点ですでに分析を終えているため、開始と終了を動画で確認できません。

各選択肢につき1回の実行であり、速度のベンチマークではありません。正確なモデルのバージョンや、端末・ネットワーク条件の統一は録画から確認できません。待ち時間が短くても、解説がより正確だとは言えません。

読み方を選ぶ

知りたいことに合う表示はどれか

違いが最も分かりやすいのは、各結果が何を目立たせているかです。元の映像の抜粋で、その選び方を比較してみてください。

Qwen

脂質の数値を順に読み、その後でリスクの背景や用語を確認したいときに。

Mistral

報告書の詳細を手元に置き、血算の要約に出てくる用語を調べたいときに。

OpenAI

コレステロールの説明をすぐに見つけ、その背景について具体的な質問を準備したいときに。

Apple Intelligence

抽出された所見をコンパクトに把握したいときに。ただし、この例で見られる専門的な表現の難しさは残ります。

文章が多ければ役立つとは限りません。この例では、数値ごとの説明、報告書の詳細、相談のきっかけ、コンパクトな要点表示という違いが参考になります。

報告書から解説へ

文書と解説を並べて読む。

ExplainThisDocは文書とその解説を1か所にまとめます。この例では、同じ報告書をアプリ内で提示する4つの方法を紹介しています。

ExplainThisDocを見る

上の例は、2026年10月11日に録画した結果です。